北口榛花の生い立ち!バスケ選手の母から才能なしと通達されるもやり投げで起死回生!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります。
北口榛花の生い立ち!

陸上競技のやり投の選手である北口榛花さんは、女子やり投の日本記録を更新し続け、世界選手権大会では日本女子で唯一2大会連続でメダルを獲得しています。

SNSでは北口榛花さんの強さだけではなく「笑顔がかわいい」ことも話題になっていますが、その強さと笑顔にはどのような秘密があるのでしょうか。

北口榛花さんの生い立ちをまとめました。

目次

北口榛花のプロフィール

引用:Instagram
名前北口 榛花きたぐち はるか)
生年月日1998年3月16日
年齢26歳(2024年6月現在)
血液型A型
身長179cm
出身北海道旭川市
所属日本航空
家族構成父、母、本人

北口榛花さんは3人家族です。

ご両親はバスケットボールの経験をされており、お母さんは「共同石油」(現在「ENEOSサンフラワーズ」)に所属されていた元選手でした。

ご両親は北口榛花さんにもバスケットボールをさせたいと考えていたそうで、幼少期からスポーツに取り組みます。

また、学業にも励み、文武両道の学生時代を過ごしました。

名前の由来

北口榛花さんのお父さんは、製菓料理長としてアートホテル旭川でパティシエをされています。

「はるか」の読みは元々決定していたそうですが、漢字を決めるときに、ヘーゼルナッツの和名である「榛(はしばみ)」から「榛花」と名付けられました。

北口榛花の生い立ち

引用:Instagram

北口榛花さんの生い立ちをまとめました。

幼少期

北口榛花さんは、幼少期からスポーツをはじめます。

前述した通り、ご両親は北口榛花さんにもバスケットボールをさせたいと思っていて、体力作りのために3歳から水泳を習いはじめました。

また、水泳の他にも体操教室、ピアノ、塾、英会話も習っています。

北口榛花さんは幼少期から、

どんな形でもいいからオリンピックに行きたい。

引用元:月陸Online

と思っていたそうです。

オリンピックといえば競泳の北島康介さん

という印象だった北口榛花さんは、この時にはまだやり投の存在すら知りません。

やり投との出会いはまだ先で、それまで違うスポーツに取り組みます。

小学生時代

北口榛花さんは

北海道教育大学附属旭川小学校

に通っていました。

北海道教育大学附属旭川小学校は国立の小学校で、北口榛花さんは小学校受験をして入学されています。

引用:Instagram

小学校に入学するとミニバスケットボールに挑戦していますが、当時を振り返った北口榛花さんは、

母から才能がないと言われました。

と、笑顔でインタビューにこたえています。

また小学生時代では、バドミントンをお父さんと一緒に習いはじめ、打ち込みました。

小学6年生の時には、全国小学生バドミントン選手権大会で団体優勝しています。

引用:X

当時の大会では、山口茜さん(バドミントンシングルス世界ランキングで最高位1位)と対戦したこともあるそうですよ。

小学生時代は、水泳とバドミントンを両立されていたのですね。

中学生時代

北口榛花さんは、小学校からの内部進学で

北海道教育大学附属旭川中学校

に通っていました。

中学校ではバドミントン部に所属します。

中学時代は特に競泳に打ち込み、50m自由形で全国大会に出場しました。

引用:X

小学生時代にミニバスを経験した北口榛花さんですが、女子バスケットボールの大ファンで、現在もプライベートで試合を観に行っているそうです。

特に、お母さんが以前所属していた「ENEOSサンフラワーズ」を応援していて、ENEOSサンフラワーズのタオルを中学生の頃から愛用し、競泳の試合の後に使用していました。

現在も、やり投の試合の際には愛用しているそうです。

高校時代

北口榛花さんは

北海道旭川東高等学校

に通っていました。

北海道旭川東高等学校は旭川でトップの公立(道立)の進学校で、文武両道の北口榛花さんは、スポーツ推薦ではなく自分の学力で合格されています。

高校では競泳で全国大会上位に入り、筑波大学に進学したい

という明確な目標があった北口榛花さんは、競泳は部活動ではなくクラブチームに所属し、高校1年生の時にインターハイに出場しています。

類まれなるその身体能力の高さから様々な部活動に勧誘されますが、陸上部の顧問をしていた松橋昌巳先生から熱心に入部を勧誘されました。

陸上部には、中学時代のバドミントン部の先輩である森菜々穂さんがマネージャーとして在籍していて、

すごい子がいます

身体能力が明らかに違う

と、顧問の松橋先生に話していたそうです。

森菜々穂さんからも、

陸上してみない?

と、北口榛花さんを誘います。

松橋先生から

陸上だったらインターハイに行ける

と言われ、競泳も続けることを承諾してもらい、陸上部に入部しました。

引用:Instagram

松橋先生は、走る・跳ぶ・投げるのトレーニングをバランスよく行うことを大切に指導されていたそうです。

北口榛花さんも投てきだけではなく、トレーニングはもちろん、100mやリレーにも出場していました。

そんな北口榛花さんは、やり投げをはじめてから2ヶ月で、北海道大会で優勝します。

競泳ではなかなか結果がともないませんでしたが、

やり投だったら日本一になれるかもしれない

と思い、やり投の道を歩むことを決意しました。

高校2年生の時には、インターハイで優勝します。

高校3年生では、世界ユース陸上競技選手権大会に出場し、優勝しました。

引用:Instagram

やり投をはじめてすぐに北海道内で優勝し、日本、世界で金メダルを獲得できるのは、本当にすごいですよね!

北口榛花さんは陸上部でのことを、

リレーを走ったり、投てきだけに偏らなかったのが良かったと思っています。

引用元:月陸Online

と話し、

松橋先生がいなかったら、やり投をしていなかったし、世界大会にも出られなかった。巡り合わせに感謝しています。

引用元:月陸Online

と、恩師への想いも明かされました。

大学時代

北口榛花さんは

日本大学 スポーツ科学部競技スポーツ学科

に通っていました。

北口榛花さんは、どこの大学でも進学できる学力と実績の持ち主でしたが、日本大学に進学を決めたのは、やり投のレジェンドである村上幸史さんの指導を受けるためでした。

村上幸史さんの指導のもとで練習に励んでいた北口榛花さんでしたが、大学2年生の4月に村上幸史さんの不倫が報道されます。

そんな中、大学2年生の9月に出場した日本学生陸上競技対校選手権大会では、大会新記録の60m49を投げて優勝しました。

村上幸史さんはその後大学を退職されます。

指導者がいない状況が続きましたが、大学3年生の11月にフィンランドで開催された国際講習会に参加した際、デイビッド・セケラックさんに出会いました。

デイビッド・セケラックさんの指導に心ひかれた北口榛花さんは、出会ったばかりのチェコ人のデイビッド・セケラックさんに指導を依頼します。

北口榛花さんの熱い思いが通じ、大学3年生の2月にチェコで1ヶ月間の指導を受けました。

それから現在まで、デイビッド・セケラックさんの指導を受け、北口榛花さんは素晴らしい成績をおさめています。

引用:日刊スポーツ

大学4年生の時には、木南道孝記念陸上競技大会でアジア歴代5位となる64m36を投げ、日本記録を更新して優勝しました。

また、日本選手権では大会記録を更新して、初めて優勝を勝ち取ります。

引用:日本陸上競技連盟公式サイト

北口榛花さんは日本大学を卒業後、2020年に日本航空に入社しました。

東京オリンピックに出場

2021年に行われた東京オリンピックに北口榛花さんは出場します。

予選を6位で通過し決勝に進みますが、女子やり投としては1964年の東京オリンピック以来57年ぶりの決勝進出でした。

引用:日本陸上競技連盟公式サイト

北口榛花さんは予選で良い記録を出すと、走ったり飛び跳ねたりしながら笑顔で大喜びしている姿を見せます。

その姿にSNSでは、「やり投の女の子がかわいい」「見ていると癒やされる」「こちらも笑顔になれる」「元気をもらえる」など、勇姿と共に北口榛花さんの笑顔が注目されました。

はじけるような笑顔について、北口榛花さんは、

母がいつも笑顔でいれば幸せも一緒にやってくると思うからつらくても笑顔を心掛けるようにって言ってくれたので、出来るだけ楽しいことを考えて、つらくても楽しく考えられるように心掛けてます。

引用元:TBS NEWS DIG

と話されています。

北口榛花さんは、お母さんからの助言を大切にしているのですね。

予選の時に左脇腹を痛めてしまった北口榛花さんは、練習もおもうようにできず、決勝では12人中12位という残念な結果となってしまいました。

ダイヤモンドリーグ、世界選手権大会でメダルを獲得

2022年6月にパリで開催された、世界最高峰のリーグ戦であるダイヤモンドリーグに、北口榛花さんは初出場し優勝します。

ダイヤモンドリーグで日本人が優勝するのははじめてのことで、北口榛花さんはXで喜びの声をポストしました。

2022年7月にはオレゴン世界選手権大会に出場し、銅メダルを獲得します

引用:Instagram

また、翌年に行われたブダペスト世界選手権大会では見事優勝を果たしました。

引用:産経新聞

北口榛花さんは、

今日だけは、本当に世界で一番幸せ。うれしすぎて、体が浮いているんじゃないかと思うぐらいふわふわしている。自分が世界で1番になれると信じてやり投げという種目を選んで競技してきた。すごく感慨深い。

引用元:産経新聞

と、優勝の喜びを話されています。

世界選手権大会では、女子史上初となる2大会連続でのメダル獲得となりました。

また、ブダペスト世界選手権大会での優勝により、パリオリンピックの陸上日本代表の第一号となります。

日本記録を更新し続ける

2023年9月にベルギーで行われたダイヤモンドリーグにて、北口榛花さんは67m38を投げて優勝します。

引用:Instagram

この記録は、ご自身の日本記録を34cm更新するものとなりました。

日本記録を塗りかえ続ける北口榛花さんのこれからの活躍が、益々楽しみですよね!

まとめ

今回は北口榛花さんの生い立ちをまとめました。

  • 3歳から水泳をはじめる
  • 小学6年生の時に、バドミントンの全国大会で優勝
  • 中学時代には、競泳で全国大会に出場
  • 高校1年生からやり投をはじめると、すぐに才能が開花する
  • 様々な大会で優勝し、「史上初」を更新する
  • 東京オリンピックに出場
  • 世界選手権大会で2大会連続でメダルを獲得
  • 日本記録を更新し続ける

ということがわかりました。

北口榛花さんの強さの秘密は、幼少期から様々なスポーツに取り組んでいたからではないでしょうか。

水泳で培われた肩甲骨の柔軟性と、バドミントンの腕を振り下ろす動作はやり投に生かされ、持ち合わせた両親譲りの身体能力の高さと才能が相まっての実績だと思いました。

これからの北口榛花さんの更なる活躍も楽しみにしています!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次